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不登校・出席扱い読了目安 約82026.07.30 公開

不登校でも「出席扱い」になる?自宅のオンライン学習が認められる条件と、学校への相談の進め方

「学校に行けない日が続いて、欠席日数がどんどん増えていく」「家では少しずつ勉強できているのに、それは何にも認められないのだろうか」——お子さまが学校に行けない状態のとき、出席日数のカウントが増えていくのを見るのは、保護者の方にとって本当につらいことだと思います。カレンダーを見るのが怖くなる、という声もよく伺います。

実は、自宅でのオンライン学習やフリースクールなどでの学びが、一定の条件を満たすと、学校の指導要録上で「出席扱い」として認められる場合があります。あまり広く知られていない仕組みで、学校側から積極的に案内されないことも少なくありません。この記事では、その考え方と、ご家庭から相談を進めるときの具体的な手順を整理します。制度の運用は学校や地域によって異なるため、最終的には必ず在籍校への確認が必要ですが、「何を聞けばいいのか」がわかるだけでも、動き出しやすくなるはずです。

「出席扱い」とはどういう仕組みなのか

文部科学省は、不登校のお子さまへの支援について通知を出しており、その中で、自宅でICT(パソコンやタブレットなどを使った学習)等を活用した学習活動を行った場合に、校長の判断で指導要録上「出席扱い」とすることができる、という考え方が示されています。つまり、学校の教室に足を運べなくても、学びの記録を積み上げることで欠席としてカウントされない可能性がある、ということです。

ここで大切なのは、これは「申請すれば自動的に通るもの」ではなく、最終的な判断は校長先生に委ねられている仕組みだという点です。同じような学習をしていても、学校や自治体の運用によって扱いが変わることがあります。ですから「うちの学校は認めてくれなかった」という話も、逆に「相談したら意外とすぐ進んだ」という話も、どちらも起こり得ます。うまくいかなかったとしても、それはお子さまの努力が足りないからでも、保護者の方の伝え方が悪いからでもありません。まずは仕組みを知り、聞いてみるところからで十分です。

認められるために整えておきたいポイント

通知の中では、出席扱いとするにあたって考慮される点として、おおむね次のような内容が挙げられています。細かな表現や運用は学校ごとに異なりますので、あくまで「話し合いの土台」として捉えてください。

  • 保護者と学校の間で、十分な連携・協力関係が保たれていること
  • 対面での指導を受けることが難しい状況で、その代わりとしてICT等を活用した学習が行われていること
  • 訪問などによる対面での関わりが、可能な範囲で行われることを前提としていること
  • お子さまの理解の程度をふまえた、計画的な学習内容になっていること
  • 校長先生が、その学習の状況を十分に把握できる状態にあること
  • 出席扱いとするか、成果を評価に反映するかは、校長先生が判断すること

並べてみると難しく感じるかもしれませんが、ご家庭側で意識したいのは実質的に「学校と連絡が取れている状態を保つこと」と「計画的に学んでいることが第三者から見てわかる形にしておくこと」の二点に集約されます。以下、具体的な進め方を見ていきます。

① まず担任の先生かスクールカウンセラーに「聞くだけ」相談する

最初の一歩は、正式な申請ではなく情報収集で構いません。「自宅の学習で出席扱いになる仕組みがあると聞いたのですが、本校ではどのような場合に対象になりますか」と尋ねてみてください。担任の先生がすぐに答えられない場合もありますが、そこから管理職や教育委員会に確認が回り、話が具体化していくことがよくあります。いきなり交渉するつもりで臨まなくて大丈夫です。

② 学校との連絡ルートを細くても切らさない

連携関係が前提になるため、学校とのつながりが完全に途切れている状態は不利になりがちです。とはいえ毎日連絡する必要はありません。週に一度メールで様子を伝える、月に一度先生と短く電話する、プリントを取りに行く日を決めておく——お子さまと保護者の方の負担にならない頻度で、細くても続く形をつくるのが現実的です。

③ 「計画的な学習」だとわかる形にする

その日の気分で好きな動画を見ていた、という状態では判断がつきにくくなります。学年や教科の抜けをふまえて「どの単元をどの順で進めるか」という見通しがあり、それに沿って進んでいることが示せると話が通りやすくなります。オンライン教材の学習履歴、家庭教師の指導記録、市販ワークの進捗表など、形式は問わず「計画と実行」がセットで見えることが大切です。

④ 学習の記録を残す(記録が最大の材料になります)

日付・学習時間・取り組んだ教科と単元・使った教材、この四つが残っていれば十分です。ノートの端に書き足すだけでも構いません。教材の管理画面をスクリーンショットで保存しておくのも有効です。数か月分たまると、それ自体が「この子は学びを止めていない」という説得力のある資料になります。

⑤ 訪問・別室・オンライン面談など「対面の接点」を一つ確保する

先生の家庭訪問、別室登校、放課後の短時間の面談、オンラインでの顔合わせなど、何らかの対面的な接点を一つ持てると、条件を満たしやすくなるだけでなく、学校側も状況を把握しやすくなります。お子さまが人に会うことにまだ強い抵抗がある時期なら、まずは保護者の方だけが面談に行く形から始めても構いません。

⑥ 認められた後も、評価(成績)とは別問題だと理解しておく

出席扱いになることと、通知表の評定がつくことは別に判断されます。成績への反映を望む場合は、テストを別室で受けられるか、提出物をどう扱うかなども合わせて相談しておくと、進路を考える段階で選択肢を狭めずに済みます。

⑦ 断られても「今は」であることを忘れない

学校の体制や前例の有無によって、すぐには進まないこともあります。その場合も、教育委員会の相談窓口や教育支援センター(適応指導教室)、フリースクールなど、相談できる先は学校以外にもあります。年度が替わって管理職や担任が変わると状況が動くこともあります。一度の返答で結論にせず、時期を変えてもう一度、で構いません。

やってはいけないこと

「出席扱いにしてもらうために勉強しなさい」とお子さまに条件として突きつける/制度を通すこと自体が目的になって学習量を無理に増やす/学校の対応に不満が募って連絡そのものを断ってしまう——いずれも、本来の目的である「お子さまが安心して学びを続けられること」から遠ざかってしまいがちです。制度はあくまで、頑張っている今を記録に残すための道具です。通っても通らなくても、ご家庭で積み上げた学びの価値は変わりません。

「計画と記録」の部分を、私たちがお手伝いできます

ダイヤモンド家庭教師では、不登校や発達特性のあるお子さまに、マンツーマンで学習の計画づくりから指導、そして毎回の指導記録の作成までを行っています。出席扱いの相談で学校から求められやすい「どの単元をどんな見通しで進めているか」「実際にどれだけ取り組んだか」を、そのまま提出できる形で残せるのが強みです。対面が負担な時期にはオンラインでの指導にも対応しており、ご家庭から学校へどう伝えるかのご相談にも一緒に向き合います。まずは無料相談で、今の状況とご希望をお聞かせください。

よくあるご質問

Q.出席扱いの相談は、いつ・誰に持っていくのがよいですか?

A.まずは担任の先生、またはスクールカウンセラーに口頭で尋ねるところからで十分です。学校内で確認が必要になることが多いため、進路や進級が関わる時期の直前ではなく、少し余裕のあるタイミングで相談を始めるとやりとりが落ち着いて進みます。学校で話が進みにくい場合は、お住まいの自治体の教育委員会や教育支援センターの相談窓口にも問い合わせてみてください。

Q.家庭教師の指導は「出席扱い」の対象になりますか?

A.対象になるかどうかは在籍校の校長先生の判断であり、家庭教師を利用しているかどうかだけで決まるものではありません。ただし、学習の計画と実施記録が整っていることは判断材料として重視されやすいため、指導記録をお渡しできることはご家庭にとって有利に働くことが多いです。まずは在籍校に「どのような記録があれば検討してもらえるか」を具体的に確認いただくのが確実です。

※ 本記事は学習支援の現場経験に基づく一般的な情報であり、医学的な診断・助言を行うものではありません。お子さまの発達や健康に関するご心配は、医療機関・専門機関にご相談ください。

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