「このまま不登校が続いたら、高校に行けないのでは」「学校に行っていないから内申点がつかない」「出席日数が足りないと公立は難しいと言われた」——お子さまが学校に行けない状態が続くと、進路のことが頭から離れなくなり、夜も眠れないほど不安になる保護者の方は少なくありません。
まずお伝えしたいのは、不登校だから高校に行けない、ということはまずない、ということです。進路の選び方は一つではなく、内申点や出席日数をあまり重視しない高校も数多くあります。大切なのは、正しい情報を早めに集めて、お子さまの特性や今の状態に合った道を一緒に選んでいくことです。この記事では、内申・出席日数の実際の扱いと、家庭で今からできる準備を整理します。
なぜ「内申・出席日数」が不安になるのか
中学校が作成する調査書(内申書)には、各教科の評定(いわゆる内申点)や欠席日数が記載され、特に公立高校の一般入試では、これらが当日の学力検査と合わせて合否判定の材料になることが多いと言われています。だからこそ「学校に行けていない=内申も出席も不利」と感じ、進路そのものをあきらめかけてしまうのは自然なことです。
ただ、内申点や出席日数をどう見るかは、お住まいの地域(都道府県)や学校によって大きく異なります。学力検査の点数を重視する高校もあれば、内申をほとんど選抜に使わない高校もあります。そして何より、学校に行けなかったこと自体はお子さまの責任でも、保護者の方の育て方の失敗でもありません。事情は一人ひとり違い、責めることからは何も始まりません。今の状態を前提に、これからできることに目を向けていきましょう。
知っておきたい選択肢と、家庭でできる準備
① 「内申・出席を重視しない高校」も多いことを知る
私立高校には学力試験の結果を重視するところが多く、通信制高校・定時制高校、自治体によってはチャレンジスクールやエンカレッジスクールと呼ばれる学校など、出席日数や内申点を主要な選抜基準にしない、あるいは学力検査を課さない学校もあります。「公立の全日制」という一つの道だけで考えると選択肢が狭く見えますが、視野を広げると、お子さまに合う進路は思っているより多く残されています。
② 中学校の「出席扱い」制度を確認する
自宅での学習やフリースクール、オンライン教材などを使った学びが、一定の条件を満たすと、中学校の指導要録上で「出席扱い」として認められる場合があります。認められるかどうかは学校長の判断や地域の運用によって異なるため、まずは担任の先生やスクールカウンセラーに「どうすれば出席扱いになり得るか」を具体的に相談してみてください。使える制度を知っているかどうかで、選べる進路が変わってくることがあります。
③ 内申点は「今から動く部分」があると考える
内申点をどの学年から見るかは自治体によって異なり、3年生の成績を中心に見るところもあります。定期テストの一部だけ受ける、提出物を出す、別室や保健室で受けるなど、部分的な形で評価につながる関わり方が用意されている学校もあります。無理のない範囲で「できる形」を先生と相談しておくと、後から選択肢を狭めずに済みます。
④ 面接・自己申告書で「学校の外での取り組み」を語れるようにする
高校によっては、面接や自己申告書(自己PRの書類)で、欠席の事情や学校の外で続けてきたことを説明できる仕組みがあります。家庭学習や好きな分野の探究、資格の勉強、生活を立て直そうとしてきた過程は、立派に語れる材料です。『何もしていなかった』のではなく『こう過ごしてきた』と言葉にできるよう、早めに一緒に整理しておくと安心です。
⑤ 学力を伸ばして「当日点で勝負できる」形をつくる
学力検査の比重が大きい高校では、当日のテストで力を出せれば、出席日数の不安を補える場合があります。不登校の期間があると学習の抜けが心配になりますが、抜けている単元を一つずつ埋めていけば、当日点で戦える状態は十分につくれます。マンツーマンなら、その子の理解度に合わせて『どこから戻るか』を設計できるのが強みです。
⑥ 早めに中学校・進路の窓口に相談して情報を集める
制度や高校ごとの扱いは複雑で、年度によっても変わります。だからこそ、保護者の方だけで抱え込まず、中学校の進路指導の先生、教育委員会の相談窓口、志望校の学校説明会などで、早めに直接確認しておくことが何より大切です。情報が集まるほど、不安は具体的な『やることリスト』に変わっていきます。
やってはいけないこと
「このままだと高校に行けないよ」と不安を煽って机に向かわせる/他の子と出席日数や内申を比べる/進路をひとつに決めつけて追い込む——いずれも、ただでさえ揺れている自信をさらに削り、動き出す力を奪ってしまいがちです。まずは『行ける高校はちゃんとある』という安心を土台にすることが、結果的に前に進む近道になります。
「今の状態からの進路」を一緒に設計します
ダイヤモンド家庭教師では、不登校や発達特性のあるお子さま一人ひとりの状態を丁寧に確認しながら、抜けている単元の埋め方、当日点を取るための学習設計、そしてご家庭だけでは集めにくい進路情報の整理までを含めて、マンツーマンで伴走します。学校に通えている・いないは問いません。対面が負担な時期にはオンラインでの指導にも対応し、「今のこの子から始められる受験」を一緒に組み立てていきます。まずは無料相談で、現状とご希望をお聞かせください。
よくあるご質問
Q.出席日数がかなり少ないのですが、それでも行ける高校はありますか?
A.地域によって選択肢は異なりますが、学力試験を重視する私立高校や、通信制・定時制など、出席日数を主要な選抜基準にしない学校は各地にあります。まずは中学校の進路の先生に『今の出席状況で受けられる高校』を具体的に確認し、学校説明会などで直接情報を集めるのがおすすめです。道は一つではありません。
Q.内申点がほとんどついていません。今からできることはありますか?
A.内申の見方は自治体で異なり、3年生の成績を中心に見る地域もあります。無理のない範囲で提出物や受けられるテストに取り組む、当日の学力検査で得点できるよう学習を積み直す、内申をあまり使わない高校を候補に入れる——複数の方向から準備できます。何を優先すべきかは志望校の選抜方法によって変わるため、早めに情報を集めて一緒に整理していきましょう。
※ 本記事は学習支援の現場経験に基づく一般的な情報であり、医学的な診断・助言を行うものではありません。お子さまの発達や健康に関するご心配は、医療機関・専門機関にご相談ください。
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