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学習障害・LD読了目安 約72026.07.13 公開

学習障害(LD)かも?読み書き・計算が極端に苦手な子の勉強法——家庭でできるタイプ別サポート

「教科書の音読で、行をよく飛ばしたり同じ行を読んだりする」「漢字を100回書かせても、次の日には忘れている」「会話は年齢相応にしっかりしているのに、計算だけがずっと苦手」——こうしたお悩みを伺うことがあります。

本人は真面目に取り組んでいるのに特定の分野だけ極端に成果が出ない場合、その背景に学習障害(LD・限局性学習症とも呼ばれます)と呼ばれる特性が関わっていることがあります。診断や医学的な判断は医療機関の領域ですが、学習面の工夫は診断を待たなくても今日から始められます。この記事では、読む・書く・計算するのタイプ別に、ご家庭でできるサポートをご紹介します。

学習障害(LD)とは——「怠け」と最も誤解されやすい特性

学習障害は一般に、全体的な知的発達に遅れはないのに、「聞く・話す・読む・書く・計算する・推論する」のうち特定の力の習得だけが極端に難しい状態と説明されます。ポイントは「全体的には遅れがない」ことです。会話も理解力も年齢相応だからこそ、「やればできるはずなのに、やらない」と怠けに見えてしまい、叱責が積み重なりやすいのです。

しかし実際には、本人は人一倍努力していることがほとんどです。努力の方向が特性に合っていないだけで、方法を変えれば伸びる余地は十分にあります。

【読む】音読で行を飛ばす・文字を追うのがつらい子

  • 指や定規、しおりで「いま読んでいる行」を物理的に示しながら読む
  • 文章を文節ごとに斜線で区切ってから読む(「わたしは/きのう/こうえんで」)
  • プリントを拡大コピーして、文字と行間を大きくする
  • 保護者が音読して聞かせてから本人が読む「先読み」方式にする
  • 教科書の音声教材や読み上げ機能を併用し、耳からの理解を保証する

大切なのは、「読む練習」と「内容の理解」を分けて考えることです。読み上げを使って内容理解を先に済ませれば、授業にはついていけます。読むトレーニングは、短い文章で無理のない量に絞りましょう。

【書く】漢字が覚えられない・マスに収まらない子

  • 「100回書く」をやめて、1日3〜5字を「部品の組み合わせ」で覚える(「晴=日+青」)
  • 書きながら「にち、あお、はれ!」のように口で唱え、耳からも覚える
  • マスの大きいノートに変える(学年指定より大きくてOK)
  • テスト以外の場面では、タブレットやパソコンでの入力も練習しておく
  • 連絡帳は写真で代替するなど、「書く」以外の記録手段を認める

「たくさん練習させる」は逆効果になりやすい

苦手の原因に合わない反復練習は、成果が出ないまま疲労と「自分はダメだ」という気持ちだけを積み上げます。量を増やす前に、覚え方・書き方の方法そのものを変えるのが先です。

【計算】繰り上がり・九九・文章題でつまずく子

  • おはじきやブロック、図で「数の量」を目に見える形にしてから式に進む
  • 計算の手順を1ステップずつ書いたカードを手元に置いて解く
  • 九九表や電卓の使用を家庭学習では認め、「考える力」を使う部分(文章題の立式など)に集中させる
  • 文章題は、場面の絵を描く→わかっている数を書き込む→式にする、の3段階に分ける

「九九が完璧になってから次へ」と足踏みさせるより、道具で補いながら先の単元に進むほうが、本人の意欲も理解も保てることが多くあります。基礎の反復は、少量ずつ並行して続ければ大丈夫です。

学校の配慮や専門機関への相談も選択肢に

読み書きや計算の困難については、学校に相談することで、通級指導教室の利用や、テスト時間の延長・拡大プリント・タブレット使用といった合理的配慮につながる場合があります(内容は学校・自治体によって異なります)。困りごとが大きい場合は、自治体の教育相談窓口や医療機関に相談する道もあります。私たちは診断の有無にかかわらず、学習面のサポートでお力になります。

「その子の学び方」を一緒に見つけます

ダイヤモンド家庭教師では、お子さまの苦手の出方を丁寧に観察し、目で見る・耳で聞く・手を動かすなど、その子が得意な回路を使った教え方に組み替えるマンツーマン指導を行っています。学校の進度に合わせながら、自信を削らない勉強のかたちをご家庭と一緒につくります。オンライン対応も可能です。

よくあるご質問

Q.診断は受けていないのですが、相談してもいいですか?

A.もちろんです。診断の有無は問いません。実際、「診断はないけれど読み書きの苦手が気になる」という段階でご相談いただくケースは多くあります。体験授業の中でお子さまのつまずきの出方を確認し、合いそうな学習方法からご提案します。

Q.本人がテストの点数で落ち込んでいます。どう声をかければいいでしょうか?

A.点数という物差しだけだと、努力が反映されにくいのがこの特性のつらいところです。「昨日読めなかった行が読めた」「式を自分で立てられた」など、できるようになったことを具体的に言葉にして記録に残すことをおすすめします。あわせて、テスト時の配慮を学校に相談することで、実力が点数に反映されやすくなる場合もあります。

※ 本記事は学習支援の現場経験に基づく一般的な情報であり、医学的な診断・助言を行うものではありません。お子さまの発達や健康に関するご心配は、医療機関・専門機関にご相談ください。

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